2006年06月16日

クラブ活動連動編(11)

しっかり、真剣に取り組もう必ず試合に反映される!


トレーニングを生かすも殺すも自分次第

 3年目のGKレッスン、クラブ活動連動編もあと2カ月。これまでたくさんのトレーニング方法を紹介してきたが、
今月も新トレーニング登場だ。気合いを入れて臨もう!
 トレーニングZは、キャッチング、足技、さらには筋力トレーニングの要素も入っていてかなりハードだが、
非常に効率がいいトレーニングである。
 1年間、私のレッスンを実践しているGKなら、基本的なメニュー構成や、自分に足りない部分がどこかわかっていると思う。今月は、これまでに登場したトレーニングを自分で組み替え、自分の体力、技量にふさわしいメニューを構成しよう。
 一つ一つのトレーニングを、しっかり、正確に行おう。モモ上げならしっかりモモを上げて、ジャンプなら高く飛ぶ。サイドステップなら腰を低く保ち、素早く移動。そういったことをきちんと意識しながらトレーニングすべきだ。
 手を抜いてやろうと思えば、いくらでも手を抜けるかもしれない。しかし、それでは全く意味がない。日々のトレーニングを適当にやっていたら、そのいい加減さが絶対に試合で表れてしまう。足の運びが悪くてシュートに対応しきれなかったりして、失点につながることもあるだろう。
 これまで数多くのトレーニングを紹介してきたが、それらを生かすも殺すも、君たちの努力次第だ。

●トレーニングメニュー

各練習内容はクリックして詳細を確認してください

ウォームアップ&ストレッチ / ★ /

各自で作成したメニュー/ Z /チーム練習

試合の翌日はオフ、またはジョギングやストレッチなどの積極的回復トレーニングを行う。その他の日が上記メニュー。Zは2週間に1回程度。コンディションが整っていない人はZを1週間に1回入れるなどしてコンディションを上げる。メニューは、先月号のものを参考にしてもいいが、各自でオリジナリティーをもって作成する。自分たちで工夫してやってみることも必要だ


重要! プロコーチからのアドバイス
若手に必要なこと

藤川コーチが「素質は抜群にいい」という高卒ルーキーの
神戸GK荻。プロのピッチに立てるようトレーニング中
 2002年のJリーグ開幕までもうすぐ。ヴィッセル神戸にも新しい選手が入ってきた。だが、まだプロのゴールマウスに立つには足りない点がいくつもある。  特に高校から来たばかりのGKだと、ポジショニングに課題がある。移動後に足が流れてしまい、相手がシュートモーションに入っているのに、しっかり止まって構えていないことも多い。前に出ればシュートコースが消せるのに、ゴールにへばりついていることもある。  前後左右のポジショニングが曖昧で、シュートの際に止まっていない。若いGKはほとんどがそういう課題を抱えている。
  止まれないこと、状況の変化についていけないことは、体ができていないのも理由の一つだ。南米のGKコーチには「筋トレはあまり必要ない」という人もいるが、私の考え方は違う。私は、どのレベル、どの年代でも、GKはフィールドプレーヤーより強い筋力を持っていないといけないと思う。小中学生が筋トレをやると体の成長によくないという意見もあるが、私は、やはりどの年代でも「GKは強くなければいけない」と考えている。そうでないと、絶対に通用しない。一番大事なポイントといってもいいだろう。

 加えて、コーチの方々に伝えておきたいことがある。チーム戦術やシュート練習の中で、GKのプレーに悪かったところがあれば、その場ですぐに説明してあげてほしい。 プレーをストップしてでも、状況に合わせて事細かに、はっきりと教えてあげよう。「シュートを打たれるときはしっかり止まるんだよ」「キャッチしたらすぐに起き上がって、前線の味方から順にパスを出すことを考えるんだよ」といった当たり前のことを指摘するのも重要。当たり前のことを常にいってやれば、選手に「それが当たり前だ」という意識が生まれる。そういったことをいい加減にしないで、日々向上を目指そう。

 

2006年06月15日

クラブ活動連動編�

" ワールドカップイヤー " に燃える!
大志を抱いて基本を徹底する
いよいよ2002年。ワールドカップの年がスタートした。少し先の話だが、ワールドカップには世界中からいろんなGKが来る。TVでは地上波で40試合、スカイパーフェクTV!で全試合放送するので、可能ならばビデオに録るなどして全試合を見てほしい。
 優秀なGKをしっかり見ておくのはいいことだ。また、それほど優秀ではないGKを見るのも勉強になる。世界の大舞台を見つめながら「自分ならこうする」と考えることは非常にためになる。
 2006年、2010年にはもしかして、君が日の丸をつけてゴールマウスに立っているかもしれない。そういうイメージを心に抱いて日々の練習に励もう。そのくらいの自覚がないと、今まで私が伝えてきた、そして君たちがやってきた練習が無意味なものになる。自覚を持って2002年をスタートしよう。
 さて、君たち自身の状況に目を向けてみれば、年が明けて間もない内に新人戦などの公式戦に臨むチームも多いようだ。年末年始はちゃんと節制できただろうか? 新チームのGKでは、まだ基本ができていない人もいるだろう。だから今月は基本トレーニングのおさらいだ。" 基本に始まり基本に終わる "が私の持論。それが試合でも必ず生きてくる。